ブルーノートならぬ、ブルーアブストラクト。佐野ぬいは「青」を使って絵画を作る。僕も「青」が大好きだ、そして僕の大好きな「青」は空の色。季節や時刻によって変化する「青」だ。そして、佐野の「青」も、見る人の心の中で空のようにさまざまに変化してゆく。
「『青』は不思議な色だ。快い、爽やか、明快という肯定的な気分を表すかと思えば、憂鬱や、影、死という否定的な音色を出すこともある。そうしてまた、怠惰、幻想というような、ある種の不安感まで、多彩に表現できる色でもある」(佐野ぬい)
青を描き、青について語る、佐野ぬいのエッセイ&画集「ル・ソワール回想」


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